ZEHって何?


ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略で、断熱材や窓の性能を上げ、省エネの家をつくり、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次エネルギー消費量の収支をプラスマイナスゼロにすることです。



2020年度までのZEH普及目標と実績

2020年1月15日(水)、第10回ZEHビルダー/プランナー評価が公表され、弊社は最高レベルの5つ星ビルダーに認定されました。全国のZEHビルダー/プランナー登録数7415社のうち、5つ星認定を受けたのは336社。福岡県では35社が5つ星認定を受けました。私たちは、今後も未来の地球と人に優しいゼロエネルギー住宅の普及促進へ邁進してまいります。


ZEH ビルダー評価制度とは?

ZEHビルダー評価制度(ZEHビルダー5つ星表示制度)は、省エネルギー性能が高い家づくりに対して、どれだけ実績があり注力しているかを評価するもので、評価項目は以下の5点となります。

■ 評価項目(それぞれの項目が星1つ分に相当)

① 前年度のZEHビルダー実績を報告している。② 前年度のZEHビルダー実績及び各年のZEH普及目標・実績を自社ホームページ   のトップやそれに準ずるページで表示している。

③ ZEHビルダーとしてZEHシリーズの建築実績を有する。

④ 前年度のZEH普及目標を達成している。   又は、年間に供給する住宅の過半以上がZEHシリーズとなっている。

⑤ 次のいずれかに該当。

・ZEH ビルダー実績報告の際にZEH及びNearly ZEHのUA値、並びにエネルギー消費削減率の  分布を報告している。

・自社で建設する全物件へのBELS表示を目標に掲げ、毎年度、自社 物件のBELS表示割合につい て報告する。又は、国土交通省地域型住宅グリーン化事業における「BELS工務店」として登録を 受けている。

ZEH のメリット

① 光熱費の削減

東日本大震災以降、原子力発電停止の影響で電気料金の値上げが相次ぎ、東日本大震災以前と比べて最大で約25%上昇しています。

家計のために少しでも電気代を抑えたいところですが、夏の暑い日にエアコンをつけなかったり、冬の寒い日に暖房器具を我慢したりするのはとても快適な生活とは言えませんし、ヒートショックや熱中症の危険性もあります。 ZEH仕様の家は家自体の性能が高いので、冷暖房をあまり使用せずとも家の中を快適な室温に保つことができ、大幅な光熱費削減が見込めます。 また、太陽光発電等の自家発電で一次エネルギーをまかない、余った電力を買い取ってもらうこともできます。

② 健康的な生活

■ ヒートショックの予防

ヒートショックとは、急激な温度の変化で身体にダメージを受けることです。 例えば、暖かい部屋から寒いお風呂場に移動する際に、身体は熱を逃がさないようにと血管を収縮させ、血圧が上がります。お湯につかると逆に血管が広がり、血圧が下がります。 血圧の変動は心臓に負担をかけ、失神・脳梗塞・心筋梗塞や不整脈などが引き起こされる危険性があります。実際、家庭の浴槽での死亡者数は約5千人にものぼり、年々増加傾向にあります。

■ 熱中症の予防

熱中症とは、高温多湿の環境下で体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりして、体温の上昇や眩暈、痙攣、頭痛などの様々な症状を起こす病気のことです。熱中症といえば暑い日に長時間外にいたり、運動をしていたといったケースをイメージするかもしれませんが、実際はこういった典型的なケースばかりではありません。実は、家の中でじっとしていても室温や湿度の高さから熱中症にかかることがあり、救急要請の発生場所は家の中が約40%と最も多いのです。最近ではこのような室内型熱中症が注目されています。


ZEH仕様の住宅は家自体の断熱性能が高いので、外気温にかかわらず熱や冷気を遮り、冷暖房効果を高めてくれます。さらに家の中の温度差も小さいので、ヒートショック・熱中症のどちらも予防してくれます。スローライフでは全館空調システムにより、エアコン1~2台で床下小屋裏から小屋裏まで快適な温度に保つことができます

③ 環境問題への貢献

経済が発展し大量の資源を使ってきた結果、自然の生態系のバランスがくずれ、様々な環境問題が起きています。特に地球温暖化は深刻な問題です。地球温暖化は石炭や石油などの化石燃料を大量に消費して二酸化炭素を大量に排出したことにより、大気中の温室効果ガスの濃度が濃くなり、地球の平均気温が上昇することでおこります。

日本の発電の約80%を占めるのは火力発電です。 火力発電の仕組みは、石炭や石油、LNG(液化天然ガス)を燃料にお湯を沸かし、沸かしたお湯から発生する蒸気の力でタービンを回して発電します。したがって発電すればするほど、大量の温室効果ガスを発生させてしまいます。 太陽光発電で各家庭が発電所になることで二酸化炭素を排出しないエネルギーを創りだすことができればその分火力発電の稼働率が下がり、温室効果ガスの発生を大幅に削減できます。 さらに火力発電の燃料となる石油や石炭といった近いうちに枯渇すると言われている限りある資源を、少しでも多く残すことができます。 表を見てみると、太陽光発電の割合が年々増加していますが、最大で6.5%とまだまだ高くありません。

④ 災害に強い

台風、地震、津波、ここ数十年の間に大災害が何度も起こり、そのたびに災害への意識が強まっているのではないでしょうか。2011年3月11日に発生した東日本大震災では、停電世帯が800万戸以上、断水世帯が180万戸以上にものぼり、復旧には長い時間を要しました。ZEH住宅なら災害による停電時でも太陽光発電を使用してエネルギーをつくることで、電気を使うことができます。 これまで、オール電化の住宅は停電すると何もできなくなってしまうので、ガスと電気の併用にする方も多かったのですが、ガス漏れや火災の心配があるので、オール電化の方が安心ですし、ライフラインの復旧の早さは、ガスよりも電気の方が早い傾向にあります。 また、断水時にはエコキュートの貯水タンクに貯めておいた水を非常用水として使うことができます。 例:370Lのエコキュートなら家族4人でおよそ3日分の生活用水

⑤ 補助金がもらえる

【ZEHに定額補助、蓄電池や低炭素化素材で加算も】

家庭部門のエネルギー削減が喫緊の課題となるなか、国が積極的に推進しているテーマの一つがZEHです。普及を強く後押しいているのが国の支援策で、補助金交付という形で大きな投資がなされています。ZEHの補助金は、一般社団法人環境共創イニシアチブに登録されたZEHビルダー/プランナーが設計、建築、改修または販売を行う住宅でないと申請できません。

⑥ BELS評価により住宅の価値があがる

BELSとは建築物の省エネルギー性能を表示する第三者認定制度です。 2016年4月より、建物物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)において、不動産事業者等は建築物の省エネ性能を表示するように努めることが求められています。 具体的な表示方法は、建築物の省エネ性能表示のガイドラインに定められており、BELSは同ガイドラインに基づく第三者認証制度となっています。第三者による客観的な判断で、一次エネルギーの消費性能のほか、省エネ基準に対する削減率や省エネ基準への適合もわかります。

BELSの評価は星1~5つで表されますが、ZEHは星4~5つの高い評価を得ることができ、スローライフでは星5つの評価をいただいています。将来ZEHの普及とともにBELSが普及すると、例えば同じ築年数、同じ金額で建てられた家であっても、BELSの評価によって売却額が大きく変わるようになります。逆に言えばZEHが当たり前の世の中になってくると、BELSの星1つや星2つの家では資産価値がなくなってしまう可能性があります。

⑦ エネルギーの使用が管理・確認できる

ZEH住宅にはHEMS(エネルギー計測装置)が必要です。 HEMSシステムは住宅の電気機器に接続すれば、システムによる一括管理が可能になり、効率が良くなる使用方法へ設定を自動で変更してくれます。また、機器ごとはもちろん、部屋ごとやコンセントごとでも使用した電力の量がわかるので、節約すべき箇所がすぐにわかりますし、モチベーションもあがります。

ZEH の注意点

① 初期費用が高くなる

ZEH化するためには、「断熱性能の向上・高性能設備の導入・創エネ設備の設置」の3点が必要になります。どれも追加費用が必要で、一般的な住宅に比べて建築コストは上がります。 しかし、今なら補助金で追加費用の一部は補えますし、ランニングコストが下がる分で十分補うことが可能です。

② 発電量が不安定

太陽光パネルの発電量は日射量によって決まるので、曇りや雨が多ければ発電量は少なくなりますし、雪が積もってパネルが覆われれば発電しないこともあります。さらに季節によっても発電量は大きく違ってきます。日照時間の長い夏が一番発電量が多いとイメージする方も多いと思いますが、太陽光パネルは高温になりすぎると発電効率が低下します。 したがって春~初夏(3月~5月)が発電量が最も多く、日照時間の短い梅雨の時期や冬は発電量が少なくなります。 このように天候や季節によって左右されることを考慮し、売電収入をあてにしすぎないようにしましょう。

ZEH普及の実態

住宅・建築部門のエネルギー消費量は、全エネルギー消費量の約3割以上を占め、他部門に比べて増加が著しいため、地球の環境問題の解決に向け、住宅においても更なる省エネ化が求められています。 その中で、2020年に求められている省エネルギー基準よりも、さらに厳しいものが「ZEH基準」です。


ZEHの普及は徐々に進んでいるものの、まだまだ割合は低く、政府が設定した目標には程遠い状態です。 要因としては、地場の工務店の多くがZEHの施工経験に乏しいことや、お客様にZEHの魅力を充分に伝えられていないことが考えられます。ZEHの実現には、設計のノウハウ、優れた気密性・断熱性を実現する高い施工技術、太陽光発電の適切な提案等・・・・様々な課題をクリアするのはなかなかハードルの高いことです。最終的にZEHにしなかったとしても、ZEHに対応できる業者の方が、高い設計・施工技術を持っている可能性が大きいです。したがって春~初夏(3月~5月)が発電量が最も多く、日照時間の短い梅雨の時期や冬は発電量が少なくなります。このように天候や季節によって左右されることを考慮し、売電収入をあてにしすぎないようにしましょう。

ZEHについてまとめ

ZEHのメリット
1. 光熱費の削減

2. 健康的な生活

3. 環境問題への貢献

4. 災害に強い

5. 補助金がもらえる

6. BELS評価により住宅の価値が上がる

7.エネルギーの使用が管理・確認できる

ZEHの注意点
1. 初期費用が高くなる

2. 発電量が不安定

ZEHにはたくさんのメリットがあります。 また、エネルギーや地球温暖化が深刻化する中で政府の後押しも進んでおり、2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現することを目標として、様々な施策が実行されました。ZEH住宅はこれからも増えていくでしょう。 建設コストが上がってしまうので、資金に余裕がない場合は難しいかもしれませんが、20年、30年、40年・・・・と長く住むのであれば、上がった分の建設コストを補助金やランニングコストで補い、さらにプラスにすることが可能です。また、一般的な住宅よりも健康的で快適な住宅環境の中で生活を送ることができます。ぜひ検討してみてください。

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