外断熱住宅の設計
外断熱工法の設計の可能性は大きく膨らみます
2. 木のぬくもりがある構造材を見せた壁や勾配天井
3. 開放的で間仕切りの少ない自由な間取り
4. 室内と同じ環境の小屋裏や床下の有効利用
5. 不要な壁やドアを省いてコストダウン
6. 防音効果が高いのでどの部屋でも音楽が楽しめる
吹抜けは、1階のお母さんと2階の子供たちとの会話を演出します。 家族が個室に閉じこもることなく、会話の絶えない明るい家庭が築かれることでしょう。


外断熱住宅は建物外皮部分に最もコストがかかるので、スッキリとした形が有利です。
欠点としては、室内の音がよく響くので、トイレの位置や高齢者の寝室の位置などを考慮する必要があります。
外断熱工法の施工
外断熱工法の性能をフルに発揮させるためには、正しい丁寧な施工が必要です。
単に構造躯体の外側に断熱材を張ればいいというものではありません。
簡易発泡ウレタンや気密テープや等を利用して、『断熱欠損』や『ヒートブリッジ』をなくします。






外断熱工法の弱点
外断熱工法の最大の弱点は、“重たい外壁の垂れ下がり”です。
断熱材は釘が効かないので、重たい外壁を長いビスで支えることになります。
外断熱工法専用の『パネリードⅡ』というビスの特徴
1. 最適な設計により、外壁の垂れ下がりを防止する高い強度を実現しています。長寿命化する住宅や地震に対しても安心です。
2. 性能が明確なので。外壁の垂れ下がりを防止するビス留めピッチの算定が可能です。外壁材の種類や断熱材の厚みなどに合わせて個別に算定します。
3. ビスの先端刃先を特殊ドリル刃で“木割れ”を防止する構造になっています。これによって胴縁の木割 れが防止され強度が安定されます。
4. 耐食性と施工性が両立できる凹凸が少ない“クロメート”で表面処理しています。打込み時にビスが受ける摩擦を30%以上低減させる特殊コーティングを施しています。
外断熱工法を支える性能
外断熱工法も一歩間違えれば、欠陥住宅になりかねません。
外断熱住宅の性能をフルに発揮させるには、以下の基本性能を十分理解したうえで設計することと、正しく丁寧な施工をすることです。
以上の基本性能のどれか一つでも欠ければ、外断熱工法の長所をフルに発揮させることはできません。どこかに弱点があれば、そこが大きな致命傷になるのです。